2021年は「NFT」が話題になりました。
小学生が夏休みの自由研究でピクセルアートを作り出品したところ、
約80万円の値段が付き「イーサリアム」という暗号資産を手に入れました。
さいたま市で行われたワークショップでは、
NFT作品の売り上げを子どもたちの居場所を作るための寄付に使ったそうです。
ぞくぞくと有名なアーティストが参入しているNFTの世界。
この記事ではNFTの基礎知識と、
ブロックチェーンゲームとの関係を解説します。
NFTとはなにか?
NFTは「Non-Fungible Token」
日本では非代替性トークンと訳されています。
非代替性トークンを簡単に説明すると、世界で1つだけの商品です。
例えばサッカーボール。
サッカーの公式試合球の値段は約1〜2万円です。
お金を払えばだれでも手に入れることができます。
しかし3月24日に行われた日本vsオーストラリアの試合で、
「三笘薫選手がゴールを決めたボール」は1つしかありません。
同じ公式試合球でも三笘選手がゴールを決めたボールは、
価値が全く違います。
このように同じ商品でも、
商品に物語が乗っかってくると価値が高くなります。
これまでのデジタルデータは簡単に複製が可能でした。
YouTubeやTwitterもボタン1つでシェアできます。
しかし、デジタルデータとNFT(世界で1つだけという証明)を
紐づけることで、デジタルデータにも価値を生み出すことができます。
1つ例をあげると、
Twitterを創設したジャック・ドーシーさんのはじめてのツイートが、
約3億円で取引されました。
「世界で初めてのつぶやき」という物語があるので、
3億円の価値が付いたのです。
NFTとブロックチェーンゲームの関係は?
NFTとブロックチェーンゲームはとても相性がよいです。
ゲームの中のキャラクターにNFTを紐づけることで
世界で1つだけのキャラクターとなります。
ゲームには誰でも操れるキャラクターと
限定のキャラクターがあります。
限定のキャラクターはもちろん価値が高いです。
そしてブロックチェーンの技術を使用しているので、
不正ができません。
ゲーム内のコードを書き換えてキャラクターを強化したり、
貴重なキャラクターをコピーすることは事実上不可能です。
ゲームのサービスが終了しても、
キャラクターはそのまま資産として残ります。
他のゲームで使用することも出来ますし、
キャラクターが欲しいという人に売却することも可能です。
デジタルデータに希少性を与えるNFTは
ゲームの価値を大きく変えると言われています。
まとめ
ゲームにNFTの技術が入ることで、
お気に入りのキャラクターと一生共に過ごすことも可能になります。
世界的なミュージシャンやアーティストが参入するNFT業界に、
今後も注目してください。
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